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5月30日(月)、横河電機株式会社 三浦 明 先生、高木真人 先生による先端光科学講義I「レーザーを応用した光ファイバ通信等の測定・評価技術」、ならびに 5月31日(火)〜6月2日(木)、飯田力弘 先生、柳澤幸樹 先生、高木真人 先生 による先端光科学実験実習I「レーザーを応用した光ファイバ通信等の測定・評価実習」が開催されました

講義では、ユビキタス社会の実現として、我々の身の回りに張り巡らされている光ファイバーによる通信の原理、実際のインフラストラクチャーの構成、ならびに、光ファイバ網を敷設、保守・整備するために必要な光ファイバーの特性、光通信の計測技術、ならびにOptical Time Domain Reflect Meter(OTDR)について解説頂きました。また、光の計測技術として光スペクトラムを測るための計測原理について、最新の光応用分光計測についてご紹介いただきました。

実験実習では、講義と連携して、光ファイバ通信におけるOTDRを使ったファイバ損失の計測について、パワーメータを使った測定やOTDRによる損失計測について実習を行いました。ファイバー融着機で各自融着した光ファイバーでの損失計測を行いました。また、光伝送における通信品質の評価方法として、40Gb/sの試験信号のBit Error Rate(BER)を計測しました。長距離(50km)伝送する場合に、Eyeパターンがどのように見えるのか、また分散補償によって信号がどのように変化するのか観測して比較しました。その他、光電気応用計測の例として、電気光学プローブを使った電気基盤の電界計測、ならびにUVレーザーによって励起した有機EL材料の発光スペクトル計測を行いました。

本実験実習では、株式会社フジクラ様より機材をお借りして実習を行いました。フジクラ様のご協力に感謝申し上げます。 また、「先端光量子アライアンス」ならびに「東京大学工学系研究科附属光量子科学研究センター」にご支援いただき、博士課程学生の加藤宏平さん(東京大学大学院工学系研究科)にティーチングアシスタントとしてお手伝いいただきました。

 写真はこちらをご覧下さい。