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12月19日(月)、株式会社東芝の三浦崇広先生による「レーザを用いた構造材の保全・検査技術」、ならびに、12月20日(火)〜22日(木)、三浦崇広先生、中根昌代先生、山本摂 先生による先端光科学実験実習II「レーザ超音波法による計測・検査実習」が開催されました。

講義では、レーザーを用いた材料の超音波探傷、ならびにレーザーピーリング技術について講義いただきました。レーザー超音波を用いて、金属材料の非接触計測による探傷技術の原理と実際の装置について、また産業での応用として原子炉内の保全について解説頂きました。次に、金属材料に対して圧縮残留応力を加えるピーリング技術を、レーザーによって実現する方法について解説頂きました。ハイパワーのパルスレーザーを用いて、金属表面をピーリングすることによる効果や応力腐食に対する耐性について、実際の装置として原子炉内部の溶接部への施工についてご紹介頂きました。また、同じ保全技術として水中溶接技術についても解説頂きました。

実験実習では、講義と連携したレーザー超音波法による計測実習を行いました。圧電素子による超音波発生と測定法について実際に計測を行いました。次にレーザー干渉計内に装着した圧電素子による信号が、干渉計でどのように計測されるか、マイケルソン干渉計を用いて計測を行いました。また、ハイパワーYAGレーザーを金属に照射することによって発生した超音波の計測を行い、レーザー超音波法の特性について実習を行いました。

本実習では、「先端光量子アライアンス」ならびに「東京大学工学系研究科附属光量子科学研究センター」にご支援いただき、博士課程学生の松本伸之さん、三浦瞬さん(東京大学大学院理学系研究科)にティーチングアシスタントとしてお手伝いいただきました。

 写真はこちらをご覧下さい。