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10月29日(月)、日本電気硝子株式会社の坂本 明彦先生による先端光科学講義II「ガラスの材料特性と光学デバイスへの応用」、ならびに、10月30日(火)〜11月1日(木)、坂本 明彦先生、藤田 俊輔 先生、佐藤 史雄 先生、此下 聡子 先生、岩尾 克先生による先端光科学実験実習II「パッシブ、アクティブ光学材料としてのガラスの合成と評価」が開催されました。

講義では、ガラスの定義、種類、組成や微細構造、特性について、またガラスを生成する過程においてどのような熱力学や物性変化があるのかについて解説いただきました。次に、3つのガラス製造法と光学的評価法、ならびにガラスの特徴を生かした製品、民生品への応用の最新事例についてご紹介いただきました。

実験実習では、講義と連携して、組成比を変化させてるつぼに入れて、電気炉の中で溶融してガラスを作成しました。ガラスを評価する上で重要な指標である屈折率評価法をいくつか学んだ上で、典型的な評価法である密度測定とLorentz-Lorentzの式を用いて作製したガラスの屈折率評価を行いました。また、ガラスと蛍光体を焼成し、Ce:YAGの蛍光ガラスを作成しました。試料を所定の厚みになるまで研磨した後、厚みに対して放射スペクトルを計測し、スペクトルの色度から白色ダイオードとしての性能について考察しました。

写真はこちらをご覧下さい。