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11月12日(月)日亜化学工業株式会社の板東 完治 先生による先端光科学講義II「GaN系発光ダイオード(LED)/レーザーダイオード(LD)の特性と応用」、ならびに、11月13日(火)〜11月15日(木)先生による先端光科学実験実習II「GaN系発光ダイオード(LED)の光学特性と実用例について」が開催されました。

講義では、固体発光素子として青色LEDとLDについて、その発光原理とMOCVD法を用いた短波長化や高強度化についての発展の歴史、波長、出力などの特性について講義いただきました。また蛍光体とLEDを組み合わせた白色LEDについて、ディスプレイ、スマートフォン、家庭用電球や自動車照明など、白色LEDの特性を生かした様々な照明への応用についてご紹介いただきました。

実験実習では、講義と連携して白色LEDの特性とその特性を生かした応用について実習実験を行いました。サファイア基板上に蒸着された回路からチップとして切り出された青色LEDに電流を印加し、LEDの種類による発光の様子の違い、ならびに過電流による破壊の様子などについて観察しました。様々な蛍光体を各自混ぜて、青色LEDに塗布することによって、発光波長が変換される様子を分光器を用いて観察しました。家庭用照明に使われているLED照明と白熱電球の特性について、積分球を用いて計測を行い比較しました、また様々な応用照明についてご紹介いただきました。また、自動車ヘッドランプ用照明と家庭用照明に求められる放射、温度特性の違いについて計測を行いながら考察し、ヘッドランプ用光源として白色LEDを用いる優位性について、実際使用されている車載用ヘッドランプ照明を用いて確認しました。

写真はこちらをご覧下さい。