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11月11日(月)オリンパス株式会社の瀧本 真一 先生による先端光科学講義II「生体分子を観る!測る!」、ならびに、11月12日(火)〜11月14日(木)瀧本 真一 先生、杉山 崇 先生による先端光科学実験実習II「生体分子を観る!測る!」が開催されました。

講義では、17世紀に人類が手にした顕微鏡による微細な構造観察について、その発展とどういった構造、原理によって顕微画像が得られるのか、最近の蛍光プローブ、共焦点レーザー走査型顕微鏡への発展、GFPに代表される蛍光タンパクによる蛍光プローブ、超短パルスを用いた非線形光学顕微鏡について解説いただきました。顕微鏡を追って近年急速に発展する胃カメラなどの内視鏡、その進展であるエンドマイクロスコープや分子イメージング内視鏡など、最新の特殊光観察の医療分野への応用などについてご紹介いただきました。

実験実習では、講義とで解説いただいたレーザー走査型顕微鏡を実際に使い、それぞれ各自が固定、染色した細胞の顕微観察を行いました。蛍光タンパクなど、最近のトピックをご紹介いただきながら細胞の固定、染色法、ならびに、レーザー走査型顕微鏡による観察法の詳細について学んだ後、各自、生体試料の細胞核、細胞内小器官、ならびに細胞骨格を染色しました。各自細胞試料を、走査型レーザー顕微鏡で観測しました。観測する前に、励起波長と蛍光フィルタを各自考えて選択し、その条件で観測を行いました。また、最新型のレーザー顕微鏡を使った顕微観測との違いについてもご紹介いただきました。

本実験実習では、「先端光量子アライアンス」ならびに「東京大学工学系研究科附属光量子科学研究センター」にご支援いただき、博士課程学生の遠藤瑞己さん(東京大学大学院理学系研究科)にティーチングアシスタントとしてお手伝いいただきました。

写真はこちらをご覧下さい。