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6月9日(月)ウシオ電機株式会社 小田史彦 先生による先端光科学講義I「ランプによるUV光及びVUV光の発生方法と産業界での光の応用 」、ならびに、6月10日(火)〜12日(木)、森本幸裕 先生、小田史彦 先生、森安研吾 先生による先端光科学実験実習I「UV光の分光法と光化学反応の体験実習」が開催されました。

講義では、加工や医療など様々な分野に応用できる光を生み出す光源を理解するため、まず様々な光源の特性と例について解説いただきました。真空紫外や紫外のランプ光源がどのように光を生み出して、どのような物理や化学的作用によって機能を発現しているのか、基板洗浄を例にご説明いただきました。また、光源によって色域が拡大することにより、より鮮やかな色合いが表現出来ることについてご紹介いただきました。

実験実習では、講義と連携して、様々な水銀ランプの発光スペクトル測定から、そのランプ内部の発光原理や、高圧水銀ランプの白色スペクトル発生に様子について理解しました。また、エキシマランプによってオゾンを発生し、紫外スペクトル領域の吸収スペクトル測定によってオゾンの量を定量計測しました。オゾンの量と紫外線強度、吸収係数などから、オゾン層におけるオゾン濃度について評価を行いました。最後に、講義で紹介したエキシマランプによるガラス基板の洗浄の様子について、実際に洗浄前後の様子の違いについて紹介頂きました。

本実習では、「先端光量子アライアンス」ならびに「東京大学工学系研究科附属光量子科学研究センター」にご支援いただき、博士課程学生の澤田亮太さん(東京大学大学院工学系研究科)、根本夏紀さん(東京大学大学院理学系研究科)にティーチングアシスタントとしてお手伝いいただきました。

写真はこちらをご覧下さい。