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6月23日(月)東京大学大学院工学系研究科附属光量子科学研究センター 小芦雅斗 教授による先端光科学講義I光の量子性と光子計数法」、ならびに、6月24日(火)〜26日(木)吉岡孝高 先生,小西邦昭 先生による先端光科学実験実習I「光子相関計数法とその応用 」が開催されました。

講義では、光の粒子性と波動性を考える上で、アインシュタインが1905年に提唱した光量子仮説や、その前後の歴史的な発見と理解についておさらいした上で、古典論における電磁場の取扱いから量子的取扱い、古典光とレーザー光によるヤングの干渉計にのける干渉縞についてご説明いただきました。次に、光の量子性が光子統計におけるによって理解できることを解説いただき、実際の実験によって様々な光子統計の「ゆらぎ」をもつ光源が明らかになったこと、非古典的な光である量子的な光を使って、量子暗号通信などの分野に応用されていることなどをご紹介いただきました。

実験実習では、講義と連携して、光子統計の計測方法の原理、ならびにその結果について理解することを目的に、2つのグループに分かれて光子統計の測定を行いました。TAの指導のもと、Hanbury Brown Twiss(HBT)干渉計を用いて、Arecchiが行った光子相関測定を行いました。HBT干渉計を組み立てた後、単一光子計測器とTAC、MCAといった機器を用いて、光子相関を非コヒーレント光とコヒーレント光について計測を行い、その違いについて検討を行いました。

本実習では、「先端光量子アライアンス」ならびに「東京大学工学系研究科附属光量子科学研究センター」にご支援いただき、博士課程学生の根本夏紀さん、森田悠介さん(東京大学大学院理学系研究科)にティーチングアシスタントとしてお手伝いいただきました。

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