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11月25日(火)慶應義塾大学理工学研究科の神成 文彦 教授による先端光科学講義II「先端光科学におけるフーリエ光学応用」、ならびに、11月25日(火)〜11月27日(木)慶應義塾大学先導研究センター 廣澤 賢一 先生による先端光科学実験実習II「フェムト秒レーザ波形整形と周波数域干渉波形計測」が開催されました。

講義では、フーリエ変換による光の回折をもとに、空間域と時間域の振幅・位相の関係を利用して、波数空間、周波数空間における振幅・位相を自在に操作する光技術について講義いただきました。波の重ねあわせによって記述できる超短光パルスの時間領域と周波数領域での考え方、4-f光学系を用いたと空間光変調器の動作原理と実際の応用について解説いただきました。また、複数の発光タンパクの発光効率の同時制御、コヒーレンストモグラフィーやコヒーレントアンチストークスラマン分光や、最近発表されている超高速イメージング法への応用など、フーリエ光学と波形整形器を応用した様々な計測法についてご紹介いただきました。

実験実習では、講義と連携して、空間光変調器を用いて、フェムト秒レーザーの波形整形と周波数干渉波形計測を二班に分かれて行いました。周波数干渉による波形整形光学系と計測光学系を組み立てて、空間光変調器による波形整形の結果を計測しました。また、チャープや波形整形によって、レーザーパルス幅がどのように変化するかを計測するため、自己相関計測器を組み立てて、パルス幅の計測を行いました。ガラス等の分散媒質を透過したレーザーパルスがどのような影響をうけるのか、実際に計測を行なって確認しました。

写真はこちらをご覧下さい。