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10月26日(月)、慶應義塾大学の神成文彦教授による先端光科学講義I「先端光科学におけるフーリエ光学応用」,10月27日(火)~29日(木)には神成文彦教授,東京大学大学院理学系研究科 岩崎純史 准教授による先端光科学実験実習II「フェムト秒レーザ波形整形と周波数域干渉波形計測」が開催されました.

講義では、周波数と時間領域におけるフーリエ変換の関係をもとに,レーザー電場の重ね合わせによって実現された超短パルス広帯域レーザーの性質と,周波数領域の位相変調による時間領域パルス波形のシンセイサイジングを可能にする波形整形器について講義いただきました.液晶を使った空間光変調器を用いた4-f波形整形器の原理と二光子吸収における選択的励起を応用した蛍光蛋白の選択蛍光励起や,最近の超高速イメージング法への応用などについて解説いただきました.

実験実習では、フェムト秒レーザーパルス,液晶型空間光変調器を用いた波形整形器の構築と,スペクトル干渉法による位相計測器の構築を行いました.フェムト秒レーザー発信器の出力を二つに分け,二つのグループでそれぞれ波形整形器とスペクトル干渉計測器を組み立てました.ガラスブロックを通した光の位相の変化をスペクトル干渉計測器で確認したうえで,波形整形器の光変調器にさまざまなスペクトル位相を印加して,位相が任意に変化させられること,またフーリエ変換した結果の時間波形が変化している様子を実習しました.

本実験実習では,慶應義塾大学理工学部 廣澤賢一 様,および大学院生の皆様にご協力いただきました.この場を借りて御礼申し上げます.

写真はこちらをご覧下さい。