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11月16日(月)、株式会社東芝 椎原克典 先生による先端光科学講義I「電力プラントにおけるレーザ応用保全・検査技術」,11月17日(火)~19日(木)、椎原克典 先生、 廣田圭一 先生、小林徳康 先生、山本 摂 先生、上野聡一 先生による先端光科学実験実習II「光を用いた検査技術の実習」が開催されました.

講義では,原子力発電所などの電力プラントにおける高圧下の金属溶接部付近などに存在する応力腐食割れなど,検査・補修・予防保全する技術としてレーザーを応用した技術についてご紹介いただきました.予防保全法として,水中にレーザーを集光してアブレーションプラズマを発生,その瞬間圧力によって金属表面を叩いて圧縮応力を与えるレーザーピーニングの原理と実際の残留応力変化,施工の様子について解説いただきました。検査法として,レーザーによる超音波探傷法の原理と施工の様子,溶接をしながら金属接合の様子を確認する方法などをご紹介いただきました.

実験実習では,講義と連携してレーザーピーニング法とレーザーを使った超音波探傷法について実習を行いました.レーザーピーニング法では,金属試料片が溶接によってどのような残留応力が与えられるのかをまず考えて,レーザーピーニングを行った試料片ではどのように残留応力が変換するのか、実際に施工してその様子を観察しました。また、試料片表面近傍の応力変化を測定するため,X線回折法を用いた残留応力測定装置により実際に評価を行い,その変化について考察しました.レーザー超音波探傷法では,圧電素子によって超音波を金属表面に与えて,傷から反射した超音波を測定する方法で金属試料片にある傷を探す方法を実際に行いました.次に、非接触探傷法として圧電素子で発生した超音波の受信をレーザー干渉計で行いました.また,高強度レーザー集光したアブレーションプラズマによる超音波発生と,圧電素子による超音波の受信法およびレーザー干渉計による非接触受信を行い,レーザーを用いることによって非接触の金属探傷計測法を体験し、さまざまな環境で応用できることなどを実習しました.

本実験実習では,「先端光量子アライアンス」ならびに「東京大学工学系研究科附属光量子科学研究センター」にご支援いただき、東京大学大学院博士課程の村松悟 様(理学系研究科化学専攻)にティーチングアシスタントとしてお手伝いいただきました.

本実験実習では,パルステック工業株式会社のご厚意により、ポータブル型X線残留応力測定装置μ-X360nをお借りしてレーザーピーリングによる金属試料の残留応力の評価を行いました。この場を借りて御礼申し上げます。

写真はこちらをご覧下さい。