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5月16日(月)、ウシオ電機株式会社 小田史彦先生による先端光科学講義1「ランプによるVUV~UV光の発声方法と産業界での応用」、5月17日(火)〜19日(木)森本幸裕先生、小田史彦先生、森安研吾先生による先端光科学実験実習1「UV光の分光法と光化学反応の体験実習」が開催されました。

講義では、様々な人工光源の分類と熱放射、放電光源やVUV領域のエキシマランプの発光原理と、VUV,UV領域のランプ光の様々な応用とその物質との作用原理について解説いただきました。また、最近のレーザーの照明への応用として、レーザーを用いたプロジェクターの原理と様々な応用事例についてご紹介いただきました。

実験実習では、超高圧水銀ランプの放射スペクトルの設計とUVを用いたオゾン発生とそのUV透過性の測定という二つのテーマについて実習を行いました。超高圧水銀ランプの放射スペクトルの設計では、まず高圧水銀ランプの放射スペクトルとランプのの仕様を学びました。ランプ点灯後に超高圧水銀ランプのスペクトルと温度がどのように変化するのか理解するため10秒ごとに測定しました。スペクトル構造と温度変化から、ランプ点灯時と安定動作時における水銀動作圧力とスペクトル変化について理解しました。UVを用いたオゾン発生とそのUV透過性の測定では、回折格子を用いた分光器の光学系の仕組みとスペクトル測定の原理、エキシマランプによる酸素からオゾンの発生とUVランプによるオゾン吸収測定による定量分析法について学びました。回折格子の逆線分散から分光器の分解能を評価しました。次に、真空紫外領域の172nmのエキシマランプオゾンを発生し、キセノンランプを光源として吸収スペクトルを測定しました。光の吸収量とセル長さ、試料圧などから吸収したオゾン濃度を求め、オゾン層による人体に影響を与える紫外線の減衰とオゾンホールの影響について考察しました。



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