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2017年5月29日(月)、東京大学大学院工学系研究科附属光量子科学研究センター 小芦雅斗 教授による先端光科学講義I「光の量子性と光子計数法」、5月30日(火)〜6月1日(木)、大学院理学系研究科物理学専攻 森田悠介 先生による先端光科学実験実習I「光子計数法とその応用」を開催しました。

講義では、光の輻射について古典論と量子論を解説いただいたうえで、光の干渉が量子論において経路ごとの複素振幅の和で説明できることを講義いただきました。次に、光子の統計、すなわち検出頻度分布が時間間隔分布として測定できることから、古典的な光やレーザー光、アンチバンチングした非古典光の場合にどのような光子統計を示すのか、例を挙げながら解説いただきました。

実験実習では、講義と連携して、光子統計を測定する光子計数法について説明いただいたうえで、2次の相関係数の測定を行いました。実験はヘリウムネオンレーザーを回転するすりガラスで位相にランダムさを加えることによってコヒーレンス時間を変化させ、コヒーレンス時間の違いによってどのように2次の相関係数が変化するか、Hanbury Brown Twiss干渉計を用いて測定し、その結果について検討しました。

本実験実習では、先端光科学アライアンス「APSA」、工学系研究科附属光量子科学研究センターのご支援により、理学系研究科物理学専攻 櫻井治之 さん、飯田 耀 さんにティーチングアシスタントとしてご協力いただきました。

2017 May 29 〜 June 1東京大学大学院工学系研究科附属光量子科学研究センター・理学系研究科物理学専攻 講義・実験実習風景